今年度は62回目の式年遷宮が行われた伊勢、志摩へ行きました。
>> 1日目
まず外宮に到着し、栗生明さん作のせんぐう館を見学。

62回式年遷宮を記念して建設されたせんぐう館は
正殿等のディテールをモチーフに屋根の角度などをデザインしているそうです。

※内部の写真はNGとのことで休憩場のみ。

屋根を見ると瓦のようでもこんなに長いものは見たことない・・・
調べてみると鋳鉄製板という特注品で世界最長とのこと。

おそらくこの屋根の形状からきているのでは。
そして遷宮を終えた御正殿へ

新旧が立ち並ぶ姿はあとわずかです。
役を終えた御正殿の扉は開放されていて
魂が抜けたようなそんな雰囲気を漂わせていました。
内宮へ向かう前に腹ごしらえです。

旅の醍醐味昼からビールです。
遷宮記念ビールが出迎えてくれました。
内宮へ到着


五十鈴側で身を清め神聖な空気を感じながら御正宮へ


こちらも新旧が並んでいました。

御利益があったみたいです(笑)

おかげ横丁を散策してから神宮徴古館・農業館へ

ぎりぎりの時間になってしまい農業館へ行ったら
チケットは共通で徴古館でしか販売していないと言われ徴古館へ。

徴古館を見学して農業館へ戻るとまさかの施錠で人もいない・・・
仕方なく外観だけ見学しました。

海を臨む旅館へ着くと丁度日没でした。


夕食では伊勢の幸を満喫しました♪
>> 2日目
内藤廣さん代表作の海の博物館へ

何度見ても黒い焼杉の外壁と赤い鉄扉には圧倒されます。

20年も経っているのに斬新な空気を持っています。

潮風を受ける外壁がなんでこんなに風化しないのか・・・
塗装のスペシャリストは「焼杉だけじゃない、コールタールが塗ってある」と断言。
触ってみると確かにタールが指に付きました、なるほど勉強になります。

外観だけでなく、この建物のすごいのはこの木造の大断面。

下部のガラス張りとトップライトの効果で倉庫としての感覚を感じず、
明るく開放された空間です。

船の棟のPCコンクリート。
こちらは重要文化財を保存するために外気から遮断されていて
蔵といった雰囲気を感じます。

風化しないデザインですが、樋に空いた穴が時間の流れを感じさせてくれました。
最後に二見浦に建つ賓日館へ


賓客の為に明治時代に建設されたこの建物はたった3ヵ月で建てられたそうです。




装飾も細かく、場所場所で窓のデザインも違う。
3ヵ月でできる仕事とはとても考えられないことです。。。
最後にすぐ近くにあったので夫婦岩を見て旅は帰路につきました。

参加された皆様お疲れ様でした。
(尾北支部青年委員長 高橋)